2025年4月、ハノイに新築された大型日系クリニック「ジャパングリーンメディカル」様にナノゾーンコート施工を実施しました。今回は、施工を担当したナノゾーンベトナムの山田伸英さんにお話を伺いました。
日本品質の医療環境を海外でも
ジャパングリーンメディカル様は、日本人駐在員やそのご家族、航空関係者を主な利用者とする総合医療施設です。
「海外でも日本と同じ安心を」という理念のもと、健康診断やワクチン接種などを提供されています。
新築工事の完成にあわせて、オープン前にナノゾーンコートを導入いただきました。
- 建物総床面積:2,500㎡
- 施工面積:6,416㎡
- 対象:診察室・検査室・手術室・小児科・歯科・ロビー・トイレ・バックオフィスなど全26室
もっとも高かったのは「感染対策」への関心
ナノゾーンコートの多機能性の中から、特に重要な3点に絞ってご提案しました。
- カビ対策:高温多湿なベトナム環境に対応
- 臭い対策:クリニック特有の臭いに対応
- 感染対策:抗菌素材を使っていない部分を補完
プレゼンでは携帯電話に施工し、ルミテスターで数値を測定。「目に見えない効果を可視化」しました。
特に感染対策への関心が高く、抗菌素材を使っていない部分をナノゾーンコートで補完することで、クリニックでできることは何でもやっていこう、という姿勢を示す施工となりました。
また、ナノゾーンコートは霧状のため、室内の天井・床・壁だけでなく、レントゲンやCT、超音波などの医療機器や手術室の設備にも施工し、院内全体の衛生環境向上を実現しました。
施工の工夫と現場体制
施工は3人1チームで実施しました。
- 施工担当:噴霧作業
- サポート担当:ムラや施工漏れの確認
- 記録担当:写真・動画での記録
目に見えないからこそ、安心していただけるよう、近い目線・客観的視点での施工管理と、お施主様への報告資料提出を徹底しました。
また施工では、特にエアコン周りなど湿気によるカビが発生しやすい箇所に対して、3~4重に噴霧するなど状況に合わせた追加施工も行いました。
施工は2チーム体制で、3日半かけて完了しました。
「レポート提出」と「10年間のモニタリング」
施工後も安心していただけるよう、以下の資料を一貫して提出しています。
- 施工計画書
- 施工レポート
- モニタリングレポート
モニタリングは、ドアハンドル、電気スイッチ、ボタン、洗い場やテーブルなど、手が触れる頻度の高い25ヶ所を中心に実施しました。
- 初めの2年間:数値が乱れた箇所に追加施工を行い、安定化を確認(保証内)
- その後:素地の剥がれによる劣化にも対応し、必要に応じてメンテナンス施工を提案
- 10年後:25ヶ所に加え、普段触れない10ヶ所も追加して測定
- 11年目:再施工を提案できる体制を整備
この「施工して終わりではない姿勢」と「効果への自信」により、長期的な安心をご提供できる体制を整えています。
「客先にナノゾーンのジャンパーを着て伺うと、『ナノゾーンの施工をする会社の代表』だとすぐに認識していただけます。それが私にとって大きな喜びであり、ベトナムでの信頼関係を築き続けていく励みにもなっています。これからも地域に根ざし、安心・快適な環境づくりを支えていきたいと思います。」
と山田さんは語ります。
ナノゾーンコートは、施工して終わりではありません。
信頼こそが何よりの安心です。数値によるモニタリングで効果を“見える化”しながら、クリニックに通う方々やスタッフの皆様に、長期的な安心をお届けします。
(マーケティング丹羽)