【ナノゾーンコート施工実績】HANAFUSA様 食肉加工場「美味しいお肉を、より安全に」衛生管理強化

今回は、施工を担当された OCAインベストメント株式会社 中村大祐さん にお話を伺いました。

■ 今回の施工に至った経緯

株式会社HANAFUSA様は、関西を中心に多くのレストランで提供されている高級ブランド牛「万葉牛」の加工を担う工場です。

現場では食品衛生の規定に従い、日常的に清掃を徹底されており、加工場内は常に衛生的に保たれていました。

今回、衛生環境をさらに高める方法としてご案内したのが光触媒コーティング「ナノゾーンコート」です。

光触媒は酸化チタンが光に反応することで、菌やウイルス、有機物などを分解・抑制する効果を継続的に発揮します。

ただし従来の光触媒コーティングでは、表面に定着させるため接着剤を使用していました。その結果、光触媒が接着剤に埋もれてしまい、十分な反応が得られず、接着剤の劣化に伴い剥がれるなど、効果の持続性にも限界がありました。

この課題を解決するために開発されたのが、弊社独自の「自己結合性酸化チタン」。接着剤を使わず素材表面に結合し、理論通りの光触媒効果を長期間にわたり維持することができます。

その高い効果に関心を持たれ、
「清掃を徹底しているからこそ、さらに安全性を担保したい」
という思いから、ナノゾーンコート施工の本格導入が決まりました。

■ お客様からのご要望・ご指定

第一の目的は 食中毒対策、そして現場で働く従業員の 感染症対策 でした。

施工前に、ルミテスターを使った ATPふきとり検査 を実施。徹底した清掃の効果もあり数値は概ね安定していました。

※ATPふきとり検査とは、目に見えない汚れを数値で可視化する衛生チェックの方法です。
ATP(アデノシン三リン酸)はすべての生き物の細胞に含まれる物質で、食品のカスや汗、唾液、細菌などの「生物由来の汚れ」に含まれています。数値が高いほど、汚れが多いことを示します。

ただし、ドアノブや出入口周辺といった“手が触れる頻度の高い箇所”では数値の変動が確認されました。これは、手袋を着けたままドアノブに触れるといった日常的な動作によるものと考えられます。

いずれの箇所もナノゾーンコート施工後は大幅に数値が下がり、高い清浄効果が確認されました。

また商談の中で、清掃マニュアルを徹底していても、人によって感覚の差があり「ムラ」が生じる可能性がある、という懸念も挙がりました。ナノゾーンコートの自己結合性酸化チタンによる光触媒効果で、そうしたヒューマンエラーによるリスクを補うべく、作業場全体(天井含む)、まな板・作業台、出入口周辺(下駄箱内/エプロン含む)の施工を行いました。

■ 施工時に工夫した点・苦労した点

最も配慮したのは、厳しい衛生ルールのもとで施工を行うことです。

食肉加工場の規定を厳守。作業服や長靴、帽子の着用はもちろん、それらにもナノゾーンコートを事前にスプレーしてから作業を行いました。

また天井や出入口周辺など、清掃だけではカバーしきれない箇所、機械のボタンや作業台・まな板の裏面など見落とされやすい箇所を重点的に、丁寧に施工しました。

■ 施工後の反応

お客様からは、
「徹底した清掃に加えて、ナノゾーンコートでさらなる安心を得られた」
「ブランド牛・万葉牛を扱う現場として、より安全性を担保できるのは大きい」
といったお声をいただきました。

また施工後は、加工場内の空間のにおいにも変化が感じられました。もちろん肉の香りはそのままですが、雑味や気になるにおいが軽減され、より清潔な環境が実感できるとのことです。

ナノゾーンコートの理論通りの効果や自己結合性酸化チタンの仕組みをご理解いただき、ATPふきとり検査で目に見えない汚れを数値化できたことで、嬉しいお声をいただきました。

さらに今回の施工結果にご満足いただき、次の加工場や関連レストランへの施工も決定。今後さらに、安全性を広げていく取り組みへとつながっています。

清掃を徹底されている現場だからこそ、更なる一手として選ばれたナノゾーンコート。

美味しいお肉を、より安全に――
その想いを支える取り組みのひとつとして、HANAFUSA様の加工場で活用されています。

ナノゾーンコートは、清掃では届かないリスクをカバーし、長期的な衛生管理をサポートします。

同じような課題を抱える食品加工場や飲食店も、おすすめしたい価値の高いソリューションです。

(マーケティング丹羽)

nanozone COAT MAP