ナノゾーンコートの噴霧液(ナノゾーンソリューション)・ナノソルCCは水で薄めても使えるの??
お客様や販売店様から、意外とよくいただく質問があります。
「ナノソルCCって、水で薄めても使えるんですか?」
「ナノゾーンコートの噴霧液(ナノゾーンソリューション)は希釈した方がコスパが良いのでは?」
結論からお伝えします
ナノゾーンコートソリューション、ナノソルCCは「水で薄めても使えます」。
ただし、薄めることで効果は下がります。
この記事では、その理由を「仕組み」の視点から分かりやすく解説します。
そもそもナノゾーンソリューション・ナノソルCC・ナノゾーンソリューションとは?
ナノゾーンソリューション、ナノソルCCは、自己結合性酸化チタンの分散液です。
酸化チタンは光が当たることで、
- 菌・ウイルス
- ニオイの原因物質
- アレルゲンなどの有機物
を分解する働きを持っています。
自己結合性酸化チタンの最大の特長は、接着剤を使わずに、対象物の表面にしっかり定着すること。
この「定着」が、ナノゾーンコート(ソリューション)・ナノソルCCの性能を左右する、非常に重要なポイントになります。
薄めても使えるのか?
結論は「使える」です。
では、薄めると何が起こるのか?
①薄めると、表面に残る酸化チタン量が減る
光触媒は、表面に残った酸化チタンそのものが働く技術です。
ここで、イメージしやすい例を挙げます。
- 原液をスプレーした場合 10cm角の面積の中に、酸化チタンが1000個付着しているとします。
- それを2倍に薄めた液を、同じようにスプレーすると 同じ10cm角の中に入る酸化チタンは、約500個になります。
つまり、薄めた分だけ、
- 1回の噴霧で付着する酸化チタン量が減り
- 表面を覆う“密度”が下がります。
その結果、 分解したい対象(ウイルス・菌・汚れ・ニオイ・アレルギーの原因物質などの有機物)が、 酸化チタンに触れる確率が下がります。
結果として、分解力や持続性が弱くなる可能性があります。
②アルコール濃度低下による「凝集・沈澱」の可能性
ナノゾーンソリューションやナノソルCCは、 水・酸化チタン・アルコールというバランスの中で、 酸化チタンが安定的に分散するよう設計されています。
水で薄めると、アルコール濃度が低下します。 その結果、分散していた酸化チタン同士が凝集する可能性が出てきます。
この凝集が進むと、
- 酸化チタンが沈澱しやすくなる
- 上澄みの水溶液中に残る酸化チタン量がさらに減少する
といった状態が起こり得ます。
メーカーは「最適濃度」で設計しています
ナノゾーンソリューションやナノソルCCは、
- 分散の安定性
- 付着性
- 光触媒反応の効率
これらを踏まえた最適な濃度で製品化されています。
希釈してしまうと、本来想定されている性能バランスから外れてしまうのです。
「使える」と「効果を発揮する」は別のことです
水で薄めても噴霧すること自体は可能です。
ただしそれは、
「使える」=「ナノゾーンコート本来の効果がきちんと出る」
という意味ではありません。
ナノゾーンコートは、適切な量の酸化チタンを、きちんと表面に残すことで価値を発揮する製品です。
分解したい有機物と、酸化チタン量の関係
分解したい、
- ウイルス
- 菌
- 汚れ
- ニオイ
- アレルギーの原因物質
などの有機物が、 その表面にどれだけ存在しているかに対して、酸化チタンがどれだけ配置されているかが、分解効率を左右します。
酸化チタンの数が十分であれば有機物は次々と分解されていきますが、 薄めて酸化チタンの数が少なくなると、分解しきれず残る有機物が出やすくなる、という状態になります。
言い換えると、薄めることで分解対象となる有機物が、酸化チタンに触れる確率が下がるということです。
つまり、 「薄めても使えるが、効果は下がる」 というのが、技術的に正確な表現です。
「コスパを良くしたい」場合の正しい考え方
「薄めた方がたくさん使えるのでは?」
そう感じる気持ちはとても自然ですが、ナノゾーンコートの場合、
- 効果が弱くなる
- 再施工・再噴霧が増える
結果として、かえってコスパが悪くなるケースも少なくありません。
それよりも、
- 正しい量
- 正しい使い方
- 正しい場所
で使う方が、長期的な満足度は圧倒的に高くなります。
まとめ
- ナノゾーンコート(ソリューション)、ナノソルCCは 水で薄めても使えるが、原液使用が基本
- 希釈すると、付着量・分解力・持続性が低下する可能性がある
- 「使える」と「本来の効果が出る」は別物
ナノゾーンコートは、量を減らして使う技術ではなく、性能をきちんと残す技術です。
正しく使ってこそ、その価値が最大限に発揮されます。
※使い方や施工方法について不安がある場合は、必ず正規販売店・施工店へご相談ください。
(マーケティング 丹羽)

