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新しい働き方「ギグワーク」とシニア人材の活躍推進

ギグワークという選択肢

「ギグワーク」という働き方をご存じでしょうか。これは、企業に属さずに、短時間の単発の仕事を請け負いながら報酬を受け取る働き方を指します。近年、働き方の多様化が進む中で、自分のライフスタイルに合わせて柔軟に働けるこの形態が注目を集めています。

STATION Aiでの取り組み

愛知県が策定している「Aichi-Startup 戦略」の一環として、2024年10月に名古屋市鶴舞公園南側に国内最大級のインキュベーション施設「STATION Ai」が開業しました。この施設では、スタートアップ企業の成長を支援する様々なプログラムが展開されています。

その中で、NanoZone Japanは大学と連携し、シニア向けギグワークプラットフォームの開発を進めています。この先進的な取り組みについて、私たちはインタビューを受け、その意義と可能性についてお話しする機会をいただきました。

持続可能な雇用の形を目指して

SDGsの重要な課題として、雇用の促進は必須テーマです。しかし、企業が社員を雇用する際には、想像以上に大きな責任や社会保障の負担が伴います。一方で、働く側も必ずしも正規雇用の社員として働くことを望んでいるわけではありません。特に、育児や介護との両立を考える方、定年後も自分のペースで働き続けたい方など、多様なニーズが存在します。

このような状況を踏まえると、ギグワークは企業と働き手の双方にとってメリットのある、これからの働き方の形として積極的に取り入れていく必要があるのではないでしょうか。

シニアの経験とスキルを社会の力に

今まで社会で活躍してきたシニアの方々が持つ人脈やノウハウは、何物にも代えがたい貴重な財産です。長年培ってきた専門知識、問題解決能力、そして豊富な人生経験は、多くの企業やプロジェクトにとって大きな価値を持っています。

年齢にかかわらず、自身のスキルを活かして自分のペースで働けるのは理想的な働き方といえるでしょう。健康状態やライフスタイルに合わせて仕事量を調整しながら、社会とのつながりを保ち続けることができる。それは働く人の生きがいにもつながり、同時に社会全体の活力向上にも寄与します。

NanoZone Japanは、このような新しい働き方のプラットフォームづくりを通じて、すべての世代が活躍できる持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

広報:清水

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