【ナノゾーンコート施工実績】公的場に安心を〜国営木曽三川公園施工レポート
施工を担当された有限会社グリーンウッド石井秀和さんにインタビューを行いました。
国営木曽三川公園(138タワーパーク/フラワーパーク江南/大野極楽寺公園/アクア・トトぎふ)では、コロナ禍をきっかけにナノゾーンコート施工を導入いただきました。施工を担当された有限会社グリーンウッド石井さんに、当時の経緯やお客様の声を伺いました。
▪️1回目の施工に至った経緯
1回目の施工はコロナ禍の令和4年6月。
イベントの中止や入場制限、レンタサイクルの利用中止など、公園も来場者がほとんどいない状況にありました。
「公的機関として、何かしらのコロナ対策をしなければいけない」という担当者様の思いを受け、まずはデモ施工からスタートしました。
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トイレの個室の壁、便器、手洗い場、鏡
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担当者のリクエストにより、レンタサイクルのヘルメット
特にヘルメットは、公園で遊んだり飲食後に手を洗わずに触れるケースが多いため、ルミテスターの数値が高めに出ていました。
施工後にルミテスターで検証したところ、数値が明らかに下がり、その成果を実感。さらにトイレのアンモニア臭の軽減も確認できました。
こうした結果を経て、ナノゾーンコートの正式導入が決定。
フラワーパーク江南、138タワーパーク、大野極楽寺公園、アクア・トトぎふの順に、4施設で施工を行いました。
施工箇所は、予算や期間に応じて調整しながらも、主に人が触れる場所を中心に実施。
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レストラン・休憩所:椅子、テーブル、メニュー、カウンター
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レンタサイクル:自転車、ヘルメット
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トイレ:個室の壁、便器、手洗い場、鏡
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自動発券機
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エレベーター:壁、天井、床、ボタン
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展望台:手すり、望遠鏡
▪️2年後のメンテナンス施工
ナノゾーンコートは接着剤を使わずに長期間剥がれにくいのが特長ですが、人が頻繁に触れる場所では摩耗によって素材ごと削れてしまうこともあります。
そこで2年後には、光触媒性能を高める意味も含めて再施工を実施。
「安心を追加する」という位置づけでメンテナンス施工を行いました。
▪️お客様からのご要望
施工にあたり、担当者様からは次のようなご要望がありました。
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ルミテスターチェックを施工前後で行い、そのデータを施工完了証として提出
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施工3ヶ月後、6ヶ月後、9ヶ月後にも定期的にチェックを実施し、レポートを提出
国営の施設という性質上、施工の効果や取り組みをきちんと記録として残す必要があるため、書類作成や報告体制も整えました。
定期的なルミテスター検証については、人件費や資材費を考慮し、施工とは別に見積りを提示。透明性のある形でご提案しました。
▪️施工後のお客様の反応
施工を知らなかったスタッフの方からも、
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「トイレの臭いが軽減した」
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「掃除がしやすくなった」
といった声が寄せられたそうです。
また、国営公園は一つの一般財団法人が管理しており、各施設の担当者も同じ組織に所属しているため、施工事例の情報交換が活発に行われています。
コロナを経て、公の施設において「衛生対策は“やらないといけないもの”」へと変化しました。
「施工してもらった」という安心感は、来園者への信頼につながり、公園の差別化にも寄与しています。
実際に園内には、ナノゾーンコート施工を紹介する案内を掲示し、来場者にもアピールを行っています。
▪️今後の展開
今回の施工実績を踏まえ、今後も定期メンテナンスを継続しつつ、他の公的施設への提案にもつなげていきたいとのことでした。
ナノゾーンコートは、見えないところで安心を支え、公共空間を利用する多くの人々に「清潔な環境」を提供しています。