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開発者コラム⑥ チェコとの信頼から生まれたNanoZone Japanの国際展開

NanoZone Japan株式会社は、ヨーロッパ市場で長年にわたり革新的な製品開発を続けてきたチェコの企業「NanoZone, s.r.o.(NanoZone Group – EU)」との強いパートナーシップを基盤に誕生しました。社名の由来にもなっているこの企業は、EU圏内での厳しい規制の中でも、粘り強く市場開拓を進めてきた実績を持っています。

チェコ共和国は、約2000年にわたる豊かな歴史と文化を持つ国です。中世から続く都市の美しさ、世界遺産に登録された建築物、そして音楽や芸術が息づく首都プラハは、今もなおヨーロッパ文化の中心地のひとつです。政治的には、帝国時代、宗教戦争、ナチスドイツの支配、社会主義体制を経て、1993年にスロバキアと平和的に分離独立。現在はEU加盟国として、経済・社会の多くのルールがEU基準に基づいて運用されています。

EUでは新技術や新製品に対して非常に厳しい規制が設けられており、NanoZoneも参入当初は多くの資料提出や官僚との議論を重ねる必要がありました。しかし、10年にわたる取り組みの末、EU裁判所が従来の化学的レポートの信頼性に疑問を呈し、製品の流通が認められるようになりました。この成果は、チェコの総代理店の真摯な姿勢と、国立大学の研究者、公立病院、救急隊、警察、幼稚園、ホテル、レストランなど、幅広い分野の協力によって支えられたものです。

チェコの人々は、自立心が強く、科学技術への理解と尊敬を持っています。そのため、NanoZone製品の施工事例は日本では考えられないほど多く、成果の公表にも積極的に協力していただいています。現在では、チェコ国内最大手の通販サイトで施工サービスが販売されているほか、EU以外の国々でも事業を展開する企業や、アメリカの大手ベッドメーカー、タブレット端末メーカーとの交渉も進行中です。

NanoZone Japanは、こうした国際的な信頼関係を大切にしながら、革新的な技術と安心・安全な製品を日本のお客様にお届けしています。これからも、世界のパートナーと共に、より良い未来のために挑戦を続けてまいります。


~チェコ共和国とは~

チェコ共和国は、中央ヨーロッパに位置する美しい内陸国で、ポーランド、スロバキア、オーストリア、ドイツに囲まれています。首都プラハは「黄金の街」とも呼ばれ、歴史的建造物が立ち並ぶ世界遺産の宝庫で、音楽や芸術の中心地としても知られています。

長い歴史の中で、神聖ローマ帝国、ハプスブルク家、社会主義体制など様々な時代を経て、1993年にスロバキアと平和的に分離し、現在のチェコ共和国が誕生しました。EU加盟国として、国際的なルールに基づいた経済活動を行っています。

チェコの人々は多言語に堪能で、自立心が強く、科学技術への理解も深い国民性を持っています。こうした背景が、NanoZone Japanのパートナー企業との信頼関係や技術協力を支える大きな力となっています。

広報:清水

 

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