
開発者コラム⑤ 光触媒の可能性 ~光触媒の将来について~
▶未来を変える光触媒技術とは?
最近、ニュースや学術誌で話題になっている「光触媒技術」。太陽の光を使って水を分解し、水素ガスを生成することで、世界のエネルギー問題を解決する可能性があると注目されています。また、ペロブスカイト型の柔軟な太陽光発電パネルは、建物の屋根や壁、窓など、あらゆる場所で発電が可能になる未来を描いています。
しかし、こうした技術がすぐに実用化されるわけではありません。研究段階で成功した技術を、実際に工業化し、製品として市場に出すまでには、多くの課題と時間が必要です。10年後か、50年後か――その答えは、AIでも予測できないほど複雑です。
▶今、私たちが目指す未来
私たちが取り組んでいるのは、すでに実用化されている光触媒技術を、社会の中で広く活用していくことです。つまり、「社会実装」――技術を普及させ、日常の中で役立てていくことです。
光触媒の市場は年々拡大しています。例えば、2021年には世界で約21億ドル(約3,135億円)の規模があり、2030年には47億ドル(約7,050億円)に達すると予測されています。これは従来型の光触媒製品の予測であり、私たちの製品のような進化した技術は、さらに大きな可能性を秘めています。
▶光触媒が活躍する分野
光触媒技術は、以下のような分野で注目されています:
水処理分野:飲料水、工業用水、農業用水、排水処理など
空気浄化:有害物質(VOC)、NOxなどの分解
セルフクリーニング:建設資材、太陽光パネルなど
除菌分野:医療、介護、食品製造・保存・流通、生鮮食品など
▶ナノゾーンソリューションの強み
私たちの製品「ナノゾーンソリューション」「ナノソルCC」は、以下のような特長を持っています
・室内でも十分に効果を発揮する、臭いの分解と除菌能力
・実用的な効果が科学的に検証されている光触媒製品
光触媒技術には、まだまだ未開拓の市場が広がっています。私たちは、自信を持って製品の効果を伝え、実際のトライアルを通じて、社会のさまざまな分野に浸透させていくことを目指しています。
未来の環境と暮らしを守るために、光触媒の可能性を一緒に広げていきましょう。
光触媒の可能性について、弊社の製品の強みとともにお届けしました。
次回は、海外に目を向けたお話をご紹介します。
広報:清水