How-to

ナノゾーンジャパンの強み ―質問にはすべて「理論」でお応えします―

私たちナノゾーンジャパンが誇る最大の強みは、
お客様からいただくどんな疑問にも「必ず」「明確に」「理論立てて」お答えする姿勢です。

光触媒技術の原理から具体的なデータまで、すべてを透明化してご説明します。

よくあるご質問とその答え

Q1. なぜ剥がれないの?
Q2. なぜ接着剤が要らないの?

 

この2つは特に頻度の高いご質問です。
それぞれの“なぜ”に、しっかりとした理論でお応えします。

「自己結合性酸化チタン」の秘密

ナノゾーンコートに使われる酸化チタン(TiO₂)は、
世界最小クラスの「2〜3ナノメートル粒子」にまで微細化されています。

 

  1. 重力の影響を受けないサイズ
    ‐ 2〜3nmという極小サイズになると、TiO₂粒子は重力の影響を受けることなく、下に落ちることがありません。
  2. ファンデルワールス力による“自己結合”
    ‐ 粒子と施工面(壁・天井など)とは、極小間隔で働くファンデルワールス力でしっかり引き合い、
    「くっついている」状態になります。

 

私たちは、重力の影響をファンデルワールス力によって施工表面に自己結合し、安定的に定着し続ける世界最小サイズ2~3ナノの超微粒子酸化チタンを「自己結合性酸化チタン」と命名しました。

 

ヤモリの足裏がヒント

──自己結合性酸化チタンの発想はここから

ナノゾーンコートに使用されている自己結合性酸化チタン
実はこの技術のヒントは、ヤモリの足裏のしくみにあります。

ヤモリの足裏にも“ファンデルワールス力”

ヤモリは垂直な壁や天井に張り付いても、落ちることなく自由に歩けます。
その秘密は、足裏にびっしりと並んだナノサイズの微細な毛
この毛の一本一本が、壁面の表面とファンデルワールス力という分子間の引力で密着しているのです。

動くと剥がれるメカニズム

ヤモリはこの“くっつく力”を自在にコントロールしています。
なぜなら、その微細な毛の先に、強い引っ張る力を持つヤモリの体がつながっているから。

足を動かすことで、「引き剥がす力」を働かせ、壁からスムーズに離れることができます。
つまり、くっついているのに、動きたい時はちゃんと剥がれるのです。

自己結合性酸化チタンは“剥がせない”

一方、ナノゾーンの自己結合性酸化チタンは、粒子サイズがわずか2〜3nm
このサイズは、“引っかかり”をつくるには小さすぎるため、施工面から動的に剥がすことができません。

さらに、ナノ粒子は単体で存在しているため、引っ張る力をもつ構造(=ヤモリの体)のような“剥がす仕組み”がないのです。

動的にはがせない。だから長く留まる

こうした2つの特性──

  • 「ナノ粒子が小さすぎて、引っかかりをつくれない」

  • 「ナノ粒子が単体で存在し、引っ張る力が働かない」

この結果、ナノゾーンコートに使われている酸化チタンは、施工面が剥がれない限り、そのまま残り続けるのです。

自然から学んだナノテクノロジー

ヤモリのように“自在にくっつき、剥がす”のではなく、“くっついたら剥がれない”という構造をナノレベルで実現したのが、自己結合性酸化チタン

ナノゾーンコートはこのテクノロジーによって、バインダー(接着剤)を使わずに、長期的な効果を実現しているのです。

剥がれないからこそ続く効果

  • 接着剤不要 → 接着剤に酸化チタン粒子が埋もれることなく、本来の光触媒効果を発揮
  • 微粒子が自ら結合 → 長期間にわたり光触媒効果が継続

これらが、ナノゾーンコート・ナノソルCCの「剥がれない」「安定した抗菌・防汚性能」を支える技術的基盤です。

ナノゾーンジャパンは、「なぜ?」を必ず理論で説明する姿勢を大切にしています。

  • どんな小さな疑問にも
  • すべてのユーザーに
  • 明確かつ科学的な根拠をもって回答する

これが私たちの揺るぎない強みです。

(マーケティング丹羽)

nanozone COAT MAP