
災害時、5日で満杯になる仮設トイレ――避難所の“衛生対策”は事前準備がカギです
災害が起こったとき、多くの避難所では、工事現場などでも使用されている仮設トイレが設置されます。
最近では洋式が主流となり、男女別や誰でも使えるトイレの整備も進んでいます。
しかし、忘れてはならないのが“衛生面の課題”です。
仮設トイレは「5日」で限界を迎える
仮設トイレには、排泄物をためる便槽があります。その容量は1台あたり約450L。
たとえば、避難所に450人が避難し、仮設トイレが10台設置されたと仮定します。
1人あたり1日2Lの排泄物量とすると、わずか5日間で便槽が満杯になる計算です。
では、その後はどうするのか?
実際の現場では、防臭袋を活用し、校舎の裏手や砂場(砂を取り除いた上で)や空きになった動物飼育小屋などにシートを被せて一時保管するケースもありますが、臭いの問題や衛生リスクは避けられません。
そしてもう一つ――見過ごせない“感染症リスク”
実際に、2016年の熊本地震の際には、避難所におけるノロウイルスによる集団感染が起こりました。
このとき、感染源の特定はされませんでしたが、 トイレの共用 手洗い設備の不備 清掃回数の不足 といったことが感染拡大の要因とされ、わずか数日で数十人規模にまで感染が広がったそうです。
▶︎ 感染症学会:熊本地震避難所での集団感染事例
ノロウイルスは、たった10~100個のウイルスでも感染が成立するといわれており、避難所のような密集空間では一気に感染が広がる危険性があります。
だからこそ、避難所には「事前の衛生対策」が必要です
避難所の開設直後は、混乱の中で人手も足りず、トイレ清掃や消毒などの衛生管理を人力だけで行うのは現実的に困難です。
だからこそ
- 事前に避難所となる施設
- 使用予定の仮設トイレ
- 排泄物の保管場所
などに、持続的な抗菌・抗ウイルス効果を発揮する「ナノゾーンコート」を施しておくことが、有効な対策となります。
さらに、災害時に備えて「ナノソルCC」を備蓄しておけば
- 個々の感染予防
- トイレや洗い場の除菌
- ドアノブや共用スペースの衛生管理
など、持ち運び可能なスプレーとして柔軟に活用できます。
人にも環境にもやさしい、信頼できる光触媒ー自己結合性酸化チタン
ナノゾーンコートとナノソルCCは、医療・介護の現場でも使用されている安全性の高い光触媒自己結合性酸化チタンを使っています。
赤ちゃんやペットがいても安心して使えるほどのやさしさでありながら、しっかりとした除菌・除ウイルス効果があり、避難所のような場面でも心強い味方になります。
衛生対策は「何かあってから」では間に合いません。
トイレの設置数や保管場所の確保に加え、感染症を広げないための“仕組みづくりを。
災害時の「見えない不安」を少しでも減らし、命を守る“日頃の準備”として
- 避難所へのナノゾーンコート施工
- ナノソルCCの備蓄
この2つを、ぜひ今からご検討ください。
(マーケティング 丹羽)